3度目の実戦は50球 大谷の投手復帰は“見切り発車”が濃厚
■試合をつくるのは来季以降か
ソーシア監督が「何よりも重要なのは今季中にメジャーのマウンドに立つこと」と話している通り、エンゼルスにとって、復帰後の投球内容は二の次。むしろ、登板後の肩、肘の張りや健康状態に最大の注意を払っている。
大谷がメジャーで登板するであろう9月からはロースターが25人から40人に拡大され、マイナーから投手がごまんと昇格する。計算できる投手の頭数が不足しているエンゼルスでは来季のテストも兼ねて、若手を積極的に起用するとみられる。故障明けの大谷はいきなり100球を投げる必要がなく、来季のメドが立てば十分というわけだ。
大谷が先発として160キロ超の速球を投げ込み、試合をつくるのは来季まで持ち越しとなりそうだ。