3度目の実戦は50球 大谷の投手復帰は“見切り発車”が濃厚

公開日: 更新日:

 右肘の故障で現在は打者に専念しているエンゼルス・大谷翔平(24)が27日(日本時間28日)、3度目の実戦形式の打撃練習に登板。マイナー選手を相手に50球を投げた。

 今回も含めた3度の登板は、いずれも報道陣に非公開で行われた。ソーシア監督は大谷が投げるたびに「すべて予定通りにきている」「内容は我々の満足するものだった」などと、順調な回復ぶりを強調しているが、実際には本調子には程遠い様子。ブルペンでの投球練習を見る限り、特に変化球の切れは故障前に比べると物足りない。大谷本人は完全復調には至ってないと認めた上で「大事なのは投球の強度」と、まずは球威の回復を優先している。

 現状、50球程度まで投げられるようになったものの、大谷のリハビリスケジュールで球数は重視されていない。通常、故障した先発投手の復帰の目安は100球とされているが、指揮官は「実戦マウンドで増やしていけばいい」と、試合ごとに球数を増やす方針だ。

 つまり、現状では投手として復帰しても見切り発車となりかねない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動