C.ロナウドを引き入れたユベントスは欧州CL王者に輝けるか
欧州サッカーの本格的なシーズン到来を告げる欧州チャンピオンズリーグ(CL)が18日、開幕しました。その日はリバプールVSパリSGを、19日はユベントスVSバレンシアの実況を担当させていただいたのですが、何と言ってもRマドリードからユベントスに移籍したC・ロナウドに大きな注目が集まりました。
当代随一のスーパースターがイタリアの強豪に入り、今季セリエAでは開幕5連勝・3ゴールと素晴らしい結果を残しています。当然CLでの活躍も期待されました。
もっとも――。ユベントスならではの不安がありました。これまでユベントスにはフランス代表MFジダン、イタリア代表MFのバッジオ、デルピエロと希代のファンタジスタが在籍しました。彼らは持ち味を発揮しながらも、イタリアの美学である「1―0の勝利が美しい」というサッカー観を具現化しているユベントスにあって、あふれんばかりの才能を十分に発揮できなかった印象が強かったからです。
そしてバレンシアとの一戦です。C・ロナウドは不可解なレッドカードで退場となりました。