同志の説得を“圧力”と勘違い 貴乃花はついに支援者ゼロに

公開日: 更新日:

「平成の大横綱」が、ひとり寂しく相撲協会を去っていく――。

 27日に国技館で行われた、協会の年寄総会と理事会。本来、総会では貴乃花親方(46)が内閣府に提出した告発状について、説明することになっていた。貴乃花親方は引退会見で、協会から告発状は事実無根と認めろと一方的に迫られたかのように話していたが、これは勘違いというよりウソ。

 告発状の真偽をめぐっては、親方、協会ともに弁護士を通じた書面でしかやりとりを行っていない。だからこそ、執行部も親方衆も「本人の口から説明してほしい」と要請していた。しかし、告発状の中身は難癖ばかり。弁護士による書面に頼るしかないのか、あるいは自分の言葉では説明できないのか。このタイミングでの引退会見は、「総会で赤っ恥をかきたくないから逃げた」と思われても仕方がない。

阿武松親方は日刊ゲンダイの直撃に…

 自身を擁護してくれる親方もゼロとなれば、なおさらだ。

 かつての同志だった阿武松親方(元関脇益荒雄)も例外ではない。貴乃花親方は会見で、「9月場所後半、ある役員から圧力をかけられた」と話していた。その役員とは、「一門に入って一緒に頑張ろう」と粘り強く説得していた阿武松親方その人といわれている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース