差は歴然だが…クラブW杯決勝「レアルvsアルアイン」展望
UAEで行われているクラブW杯は、開催国代表アルアインと欧州王者レアル・マドリードが、日本時間23日午前1時30分キックオフの決勝に進出した。
準決勝で南米王者リーベルプレートに挑んだアルアインのサポーターは、ゴール裏に人気オンラインゲーム「PUBG」をオマージュした大横断幕を掲げ、そこに「MISSION IMPOSSIBLE」と大書し、さらに「IM」の上に×を付けて「可能なミッション」であることをアピールした(写真=撮影・河治良幸)。
中東のサポーターといえば「カンドゥーラ(イスラムの白装束)がスタンドを埋め尽くす」イメージがあるだろうが、UAEの各クラブはバリエーションに富んでいる。
試合は1―2から千葉の高校を卒業した元鹿島FWカイオが、元日本代表DF塩谷のパスから鮮やかなゴールを決めて同点に追い付き、PK戦を制したアルアインが決勝進出を果たした。
試合後、塩谷は「サポーターの力は大きかったです」と感謝の言葉を発し、カイオは「(決勝は)鹿島とやりたい」と欧州王者よりも愛する古巣との対戦を希望した。しかし鹿島はレアルに力の差を見せつけられ、1―3で敗戦となった。