強豪ドイツと2-2…課題山積なでしこW杯本番への険しい道

公開日: 更新日:

 6月に開幕するFIFA女子W杯フランス大会へ向けて、最後の海外遠征でフランス(FIFAランク4位)に1―3で惨敗を喫したなでしこジャパン(同7位)。中4日で臨んだ9日のドイツ(同2位)戦では、何とか立て直して2―2のドローで終えた。

 確かにフランスは強かった。スピード、技術、パワーのすべてが桁違い。選手たちは口々に「今まで対戦してきた中で一番強く感じた」と漏らした。

 その強さに圧倒され続け、いつもの修正力が発揮されることなく過ぎ去った90分間は、W杯本大会を目前に控えたチームとは、とても思えないほど脆弱なものだった。

 そんな試合にガッカリしていたのは誰よりも選手たちだった。このチームに絶対的に足りないものがあるとすれば、それは〈経験値〉だ。こればっかりは、どうすることもできない。残された時間でできることは〈共通意識〉を持つこと。それ以外に手だてはない。

 選手間で何度も行われたミーティングで共通意識を高めて臨んだドイツ戦では、相手がスロースタートを切ったためもあり、いきなり崖っぷちに立たされるような事態は免れた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  2. 2

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 3

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  4. 4

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  5. 5

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  1. 6

    大阪万博会場は緊急避難時にパニック必至! 致命的デザイン欠陥で露呈した危機管理の脆弱さ

  2. 7

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  3. 8

    レベル、人気の低下著しい国内男子ツアーの情けなさ…注目の前澤杯で女子プロの引き立て役に

  4. 9

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  5. 10

    芳根京子も2クール連続主演だが…「波うららかに、めおと日和」高橋努も“岡部ママ”でビッグウエーブ到来!