賞金ランク2位浮上 黄金世代“稼ぎ頭”渋野日向子の凄みとは
イを慌てさせたのが、「20歩だから15メートルぐらいかな。しっかり打てた」(渋野)という15番のロングバーディーパットだ。
その直後にイは3メートルから3パットのダブルボギーと崩れた。
「15番でイは無意識のうちに体が風に影響されないように重心を下げていた。構えが小さくなってグリーン手前からのアプローチは寄らず、3メートルのパーパットは柔らかいストロークができずにパンチが入ってオーバーした。そして返しの1.5メートルは手の動きが鈍くなって右に押し出した。いっぽう渋野は独特のハンドダウンの構えでもともと重心が低い。普段から低く構えているので、風の中でも低く構えることがない。自分が一番ボールをとらえやすい、自信を持っている構えで普段通りにプレーできたのが勝因だといえます」(田原紘プロ)
全英女子オープンの出場権を手にしており、風の中でどんなゴルフを見せてくるのか、楽しみだ。