巨人坂本は5年契約5億円 5年務めた主将の座も現状維持の訳
巨人・坂本勇人(30)が6日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、年俸5億円の現状維持でサインした。
13年目の今季は開幕から36試合連続出塁でリーグ新記録。主将として全試合に出場し、打率・312、94打点、キャリアハイとなるリーグ2位の40本塁打をマークした。リーグ初の遊撃手でMVPを獲得。ゴールデングラブ賞、ベストナインなど各賞を総なめにし、チームを5年ぶりのリーグ優勝に導いた。しかし、昨オフに3年目までは固定、4年目以降は変動制の契約を結んでおり、現状維持での更改となった。
坂本はシーズン後、球団側に5年間務めた主将の座を降りたいと願い出た。が、原監督は「日本一になってからバトンは譲ろうじゃないか」と突っぱねたことを明かし、引き続き来季も坂本の続投が決まっている。
坂本は「早く次にやる選手が出てこないと」と後輩の台頭を望んでいるが、現状で後継者となり得るのは4番を張る岡本和真(23)くらい。その岡本も4番に定着して2年しか経っておらず、時期尚早という原監督の判断がある。