横浜FM優勝とシティ・フットボール・グループとの相関関係
横浜FMの〈どこからでも点を取れる〉というストロングポイントを支えているのが、グローバル・パートナーシップ契約を結んでいるシティ・フットボール・グループ(CFG)の情報力だろう。
今夏の横浜MはMF三好康児(現アントワープ)、MF天野純(現スポルティング・ロケレン)ら7人が流出し、エースだったFWエジガル・ジュニオが左足の骨折で長期離脱を余儀なくされた。
するとフロントは素早い決断力を発揮。すぐさま補強に動いた。ボタフォゴからエリキを、名古屋からマテウスをレンタルで獲得。さらにFW泉澤仁やボランチのMF渡辺皓太といった実績のある選手6人を補強して選手層の充実を図った。
■選手の性格や生活態度部分まで情報共有
横浜FMは国内の選手の移籍に関しては自ら情報を収集して獲得に動くが、外国人選手の情報収集はCFGに一任している。
このCFGはイングランドのマンチェスター・シティ、アメリカのニューヨーク・シティFC、オーストラリアのメルボルン・シティFC、スペインのジローナFCの4クラブを傘下に持ち、世界的なサッカー事業を展開している。11月28日にはインドのムンバイ・シティFCがグループ入りしたことが明らかになった。