タイリーグで日本人監督直接対決 試合後に両指揮官を直撃
――今季、日本人選手を2人(元Jリーガー選手の小野悠斗と坂井達弥)獲得されましたが、ご自身の判断での獲得だったのでしょうか?
「はい、そうです。タイ人選手からすると『日本人選手は違うな』と感じると思うので、チームに刺激を与えて欲しいなと思っています」
両監督とも(質問を)綺麗にはぐらかされた感は否めない、いや、筆者の本音を引き出す術が劣っていたことに尽きるだけの話。まだまだだと感じる。ちなみに石井をコーチという立場から支えているのが、タイでの指導歴が長い加藤光男である。筆者が監督に必死に探りを入れている姿を横で温かな微笑みを持って眺めていた彼はこう語る。
―――ご自身は、昨季に続き2年目のチームですね。今までのタイでの経験値も含めて、石井監督から頼りにされているのではないですか?
「チームの中でタイでの指導経験や生活経験がある日本人は僕だけなので、タイの文化や慣習など日常的に起こることは情報として伝えています。そういう点では、タイで起こることは受け入れやすいのではないかと。ただあまり事前情報は入れ過ぎないようにして、新鮮な目で見てもらうように心掛けてもいます」