Jリーガーは人身御供か「全員PCR困難」に元代表FWが異議
Jリーグの理事会が19日に開催され、終了後に村井チェアマンがリモート記者会見を行った。再開時期については、22日のJリーグ臨時実行委員会で話し合われるといわれているが、いずれにしても再開へのハードルは高い。サッカー関係者の間では「Jリーグ特任理事である元日本代表FW播戸があるメディアのインタビューに答え、内容が<あまりにもまっとう過ぎる>と物議を醸している」ともっぱらである。その発言内容とは――。
<(11日の理事会で)再開前にJリーグの選手全員がPCR検査を受けるのは難しいという話になった。ドイツなどでは選手たち(全員)が受けている。Jリーグが国民の希望、娯楽面で重要な役割があると考えてくれているが、選手の気持ちが置き去りにされているのが嫌だった。希望を与えるためにリスクを背負ってやろうとしている選手たちに、最低限のリスクを軽減させることは必要ではないか>(要旨)
再開されたドイツ・ブンデスリーガでは<シーズン終了まで選手、スタッフら全員に週2回のPCR検査を実施。陽性者が出た場合、保健当局の指示に従って隔離>とガイドラインにはっきり定められている。そうすることでブンデスリーガの選手は、新型コロナウイルスへの恐怖心を必要以上に抱くことなく、アグレッシブにプレーすることができる。だからこそ「Jの選手たちにPCR検査は必要不可欠ではないか?」と播戸氏はズバリ指摘したのである。