予選Rは注目選手バラバラ…女子プロ協会に運営センスなし
■予選ラウンドは注目選手がバラバラ
東京五輪出場に近い畑岡、渋野、鈴木の3人では今、誰が一番強いのか。
また若手プロで人気の原英莉花(21)、柏原明日架(24)、河本結(21)を戦わせたらどうなるか、など演出方法があったはず。ところが人気選手がばらけて、注目組が見当たらないのだ。
「今大会はテレビ中継がない代わり、4日間38時間のインターネットLIVE配信がウリです。ずっとネット中継を見てもらうためには、知っている選手が映らないと飽きられてしまう。それで、各組に必ず知名度のある選手を配したのでしょう。女子プロ協会は、放映権問題でテレビ局と対立しており、ツアー全37試合をセットにしてインターネット会社への売り込みを画策している。今大会のネット中継の成否は今後の大会運営を大きく左右することになり、いろんな意味で業界から注目されています」(前出のツアー関係者)
視聴者が映像を選べるとはいえ、実力のある韓国選手の多くは入国規制で出場できず、ただ、だらだらと映像を垂れ流すネット中継にならなければいいが――と心配する声も多いようだ。