女子は無観客で開催だが…男子「日本プロ選手権」なぜ中止
1926年から続くわが国で最も歴史が古い男子大会「日本プロゴルフ選手権」が中止になった。
今年は7月2日から4日間、大会開催に向けてコース改造が行われた日光カンツリー倶楽部(栃木)が会場だった。
主催の日本プロゴルフ協会(JPGA)は、「開催に向けた関係各所との協議を継続的に進めて参りましたが、選手、ギャラリー、ボランティアの皆様の安全、安心を十分に担保した上での年内の実施スケジュールを確保する難しさもあり、開催を2021年に変更することといたしました」と発表。コロナ感染が収束しない現状での開催は無理と判断したのだ。
優勝者には5年間の特別シード権が与えられる国内メジャー大会だ。昨年は石川遼が3年ぶりに優勝して大いに盛り上がっただけに、開催を望む声は大きかった。
女子ツアーは来週、「アース・モンダミンカップ」(25~28日・カメリアヒルズCC=千葉)が無観客で開催される。先週から再開した米ツアーも5試合は無観客で開催され、今季海外メジャー初戦の「全米プロ選手権」(8月6~9日)も無観客開催になる。どうして日本プロも無観客で開催できなかったのか?