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六川亨サッカージャーナリスト

1957年、東京都板橋区出まれ。法政大卒。月刊サッカーダイジェストの記者を振り出しに隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長を歴任。01年にサカダイを離れ、CALCIO2002の編集長を兼務しながら浦和レッズマガジンなど数誌を創刊。W杯、EURO、南米選手権、五輪などを精力的に取材。10年3月にフリーのサッカージャーナリストに。携帯サイト「超ワールドサッカー」でメルマガやコラムを長年執筆。主な著書に「Jリーグ・レジェンド」シリーズ、「Jリーグ・スーパーゴールズ」、「サッカー戦術ルネッサンス」、「ストライカー特別講座」(東邦出版)など。

4日にJ1再開 待ち焦がれたサッカーのある日常…注目は?

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 その横浜Mは、敵地に乗り込んで浦和と対戦する。浦和も開幕戦では湘南相手に3ー2と競り勝ったが、横浜Mには昨シーズンのホーム、アウェーとも大敗(0ー3、1ー3)しており、そもそもホームでは1分け3敗と分が悪い。リモートマッチなので熱狂的なサポーターの後押しもなく、苦戦が予想される。

 対照的に鹿島には好材料が多い。アウェーで戦った開幕戦では広島・城福監督が得意とする雄叫びを3度も聞くことになってしまったが、それには相応の理由があった。天皇杯の決勝に進出したために1月1日までシーズンが続き、さらにザーゴ新監督を迎えて1月28日にはACL(アジア・チャンピオンズリーグ)のプレーオフ(メルボルン・ビクトリーに0ー1)があり、通常はオフの期間に満足な休息を取れなかった。2月16日にはルヴァン杯の初戦をこなし、リーグ開幕前ハードスケジュールだったのである。

 これではリーグ戦を戦っていくだけのチームを作っている暇はない。

 チームの完成度が万全とは言えなかった2月の開幕時よりも、現在のチーム状況は好転していることが予想される。第2節の相手は一昨年の覇者である川崎F。MF中村憲剛とFW小林悠の主力2人を欠くが、充実している選手層を誇っているだけに内容の伴った接戦が見られるだろう。

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