J1再開で注目 横浜FCカズは今年も監督のクビを切るのか?
新型コロナ禍で中断していたJ1の再開日(4日)が近づいてきた。
13年ぶりにJ1復帰を果たした横浜FCに所属する53歳の大ベテランであるFW三浦知良――言わずと知れたキング・カズが、地元開催の札幌戦(同日午後6時キックオフ)でプレーする機会はあるのか? そしてゴールを決めるのか? などに注目が集まっている。
世界でも珍しいオーバー50のプロ選手。ゴールを決めれば、鹿島所属(当時)のジーコが1994年6月に記録した<41歳3カ月12日のJ1最年長ゴール記録>を大幅に更新する。果たしてカズは見事にゴールを決め、2017年3月の<J最年長ゴール記録更新>以来のカズ・ダンスを披露するのか?
「それよりも<今季もカズが指揮官のクビを切るのか?>が、話題になっている」と話すのは某Jリーグ関係者である。
「横浜FCのオーナーがカズの大ファン。それで05年7月に引き抜いたが、カズが40歳を過ぎてから横浜FCで采配を振ったジュリオ、都並、樋口、岸野、山口、ミロシュ、中田、タバレスの歴代監督は<勝つためには力の衰えたカズを使いたくない><オーナーが使えとプレッシャーをかけてくる><営業的にも少しはプレーさせざるを得ない>などの板挟みとなり、ほとんどの監督が1、2年ほどで解任の憂き目に遭ってきた」
カズの4歳年下になる下平監督は、19年1月に横浜FCのコーチに就任。シーズン中の同年5月、監督に昇格するとJ2の14位に低迷していたチームを、2位に押し上げた。その手腕に問題はないが、ここ2年で12試合・0得点のキングの取り扱いを誤ると後は解任されるしかない――。