スライスに悩むゴルファー必見 右に曲がる原因が一目瞭然
その結果、フェースローテーションが少なく、ボールのつかまりが悪く、サイドスピン量が増えてしまう。目標より右方向に真っすぐ飛び出したボールは途中からさらに右へとスライスする。弾道解析では飛距離193ヤード、目標より右に17・8メートルも曲がった。
典型的な手打ちであり、原因はフットワーク不足や捻転不足にある。
カット打ちのアマチュアはクラブをアウトサイドに上げて、インサイドに下ろしているため、インパクト時はフェースがかぶっている(写真⑨~⑪)。
フェース角は「あおり打ち」や「プッシュスライス」と違い3・5度閉じている。マット上にはヘッドが飛球線の外側から内側への動きを表示しているのがわかる(写真⑫)。
ボールはターゲット方向より左に飛び出し、途中から右へ曲がる。弾道解析では飛距離163ヤード、目標より右に8メートル曲がった。
「あおり打ち、プッシュスライス、カット打ちのスイング共通点は体を使ってクラブをしっかり振り切っていないところです。左足をヒールアップしてもいいからトップでは右足に体重を乗せて、フィニッシュでは左足に体重移動させることで、ヘッドはインサイドイン軌道を描き、スライスが収まります。スライスは飛距離を大きくロスするばかりでなく、OBなどスコアを崩す原因にもなります。スライスに悩むアマチュアはヘッド軌道をチェックするのも大事です」(山本プロ)
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