松山英樹は取り残されるか 米ツアーは新次元の戦いに突入
【ロケット・モーゲージ・クラシック】最終日
予選2日間、飛ばし屋とのペアリングは大きな刺激になったはずだ。
松山英樹(28)は通算12アンダー、13位タイからスタート。5バーディー、2ボギー、1ダブルボギー、通算13アンダーの21位タイに終わった。
■9カ月で20キロ増
今、米ツアーで話題を集めているのが、通算23アンダーで6勝目を挙げたブライソン・デシャンボー(26・米国)だ。コロナ禍によりツアーが中断した約3カ月の間にトレーニングと食事、サプリメントの摂取で胸板が厚くなり、首回りや腕も春先より太くなった。体全体を見ても二回りぐらいは大きい。2月には100キロそこそこだった体重が今では110キロ超。なんとここ9カ月で20キロも増えているという。
体の大きさに比例して飛距離も伸びた。今大会は初日のドライビングディスタンス(平均飛距離)が358・5ヤード。2日目335・3ヤード。2日間平均は346・9ヤード。最も飛ばしたホールでは377ヤードを記録。この日も最終18番の1打目は367ヤードだった。予選ラウンドを同組で回った松山もその飛距離に驚いていた。
米ツアー全体のスタッツを見ても、デシャンボーはランク2位(320・1ヤード)。昨年の302・5ヤード(34位)から大幅に飛距離を伸ばしている。最終日首位発進のマシュー・ウルフ(21・米国)も310・9ヤードで12位。ちなみに、現在ツアー一の飛ばし屋は、今大会12位タイのキャメロン・チャンプ(25・米国)の320・8ヤードだ。