本場リンクスでの収穫は手の内に入れた低弾道ボール
スコットランドでの初リンクスは、結果こそ予選落ちでしたが、たくさんのいい経験を積むことができました。
米本土の会場よりグリーンが硬くてランの計算が難しかったというのが一番の印象です。ピンをデッドに狙うと20ヤード近くは転がってしまう。アゲンスト風では球が上がってバックスピンがかかりやすいのですが、それでも硬いグリーンには思ったように止まってくれません。
リンクス名物のポットバンカーにつかまったのは1回だけでした。
2日目の7番パー5は2オンを狙ってグリーン左手前のポットバンカーへ。ボール4分の1が埋まった目玉状態で、あごに近くピンまで45ヤードはありました。ピン方向にはあごが邪魔になって打てず、ピンより左を向いて「出ればいいや、ラフでも仕方ない」と打ったボールは膝の高さまで伸びた深いラフに飛び込んでいきました。
真上からのぞけばボールがやっと見えるぐらいで、ピンまで30ヤード。「芝に負けたくない。寄せるよりオンすればいい。とりあえずインパクトを緩めずに40ヤードぐらいのつもりで」と58度のウエッジで打ったら、ラフに絡まずに打った距離が出てしまいました。