小斉平優和が日本S首位T 黄金世代が暴く国内ツアーの実力
【ゴルフ日本シリーズJTカップ】第2日
今年、米下部ツアーに挑戦した小斉平優和(22)が、大会2日目のベストスコア64で回り通算8アンダーとし、C・キム(30)と首位に並んだ。
1998年生まれの小斉平は渋野日向子、原英莉花と同じ黄金世代。昨年12月の米ツアーQTに挑戦して30位に入り、今年はコーン・フェリーツアー18試合に出場したものの、米下部ツアーといってもレベルは高く、予選通過は6試合だけでトップ10はゼロ。賞金ランクも156位(約231万円)と苦戦を強いられた。
ところが帰国後は、「フジサンケイ」9位、「三井住友VISA」10位と3試合でトップ10が2回。獲得賞金680万3000円(ランク23位)と効率よく稼いでいる。
「問題なのはワールドランクへの配分ポイントでしょう。PGAツアーはかねて日本男子ツアーのポイントはコーン・フェリーより高く、おかしいと主張しています。日本ツアーからポイントを奪い取るには小斉平の活躍が好材料になる。PGAツアーの要求はますます強くなると思います」(米ツアー関係者)
ちなみに米下部ツアーに勝っても、ほとんどの大会は14ポイントでしかない。それなのに今大会優勝者は16ポイント。
選手の実力を考えれば高すぎるという指摘はもっともだ。