久保“都落ち”移籍秒読み…新天地ヘタフェで活躍できるのか
スペイン1部リーグ4位のビジャレアルは、5位に名門バルセロナを従え、来季の欧州CL出場圏内(1~4位)で大健闘中だが、即戦力として加入した日本代表MF久保建英(19)は、少ない出場機会(13試合・先発2試合)に不満タラタラだ。2日のレバンテ戦の2日前、エメリ監督に「コンスタントにプレーできる環境に身を置きたい」と直訴。噂されていた同1部ヘタフェ移籍が「時間の問題」と現地では報じられている。
そのヘタフェは、現時点で16位(4勝5分け7敗)に低迷中。降格圏内(18~20位)の18位エルチェとは<勝ち点1差>しかなく、リーグ後半戦は1部残留のためにもがき続けることになる。
久保には「都落ち」となるヘタフェ移籍。選手層はビジャレアルよりも薄く、レギュラー争いに難渋することはない。当面のライバルは、右サイドMFとして今季15試合に出場しているDFニョムだろう。身長188センチの偉丈夫でセットプレーの際、相手ゴール前で脅威となる選手である。
「テクニシャン不在のヘタフェは、ボールをつないで攻撃を組み立てるのではなく、身長185センチFWマタの頭を目掛けてボールを放り込み、セカンドボールを拾ってシュートを狙っていく。セットプレーを獲得すると189センチのMFマクシモビッチ、187センチのCBダコナム、185センチのCBカバコ、184センチの左SBオリベラ、さらにニョムといった空中戦を得意とする選手たちが、相手ゴール前になだれ込んでいく攻撃パターンしかない」(サッカー関係者)