日韓戦代表デビュー 柏・MF江坂は持ち前の雑草魂で高みに
江坂 任(MF/柏・28歳)
3月25日の韓国代表戦(横浜)で遠藤航(シュツットガルト)の3点目を左CKからアシストしたのが、この試合が代表デビュー戦となった28歳の遅咲きMF江坂任だった。
「周りの選手から『思い切ってやりたいプレーを出せ』と言われたので気持ちが楽になった」と安堵感をのぞかせたMFはJ2・群馬を振り出しに当時J1の大宮、柏とステップアップしてきた苦労人だ。
「今、下手でも努力すれば必ず報われる」と信じて代表まで上り詰めた。
1992年生まれの江坂は兵庫県三田市育ち。幼稚園からサッカーを始め、小学校時代は2つ下の弟・巧(大阪社会人2部・ルート11)とともに地元のウッディSCに通った。
そこで出会ったのが小川慶治朗(横浜FC)。
「慶治朗は走れてスピードある選手で僕は技術で勝負するタイプ。小6の時は一緒に兵庫県トレセンに入っていました」と江坂は述懐する。
親友の2人は、中学から大きく異なる道を辿った。