屈辱の初代表から1年4カ月…古橋享梧が見せた自信と覚悟
古橋享梧(FW/神戸・26歳)
「ドーハの悲劇」経験者の元日本代表GKの前川和也氏の息子・黛也のように、日本代表初招集の8人が注目されている今回の日韓戦(3月25日)とモンゴル戦(同30日)。
代表キャップ1の男・古橋享梧もメンバー定着に燃える1人だ。
初キャップとなった2019年11月のベネズエラ戦(吹田)で日本は1ー4と惨敗。森保一監督の解任論も高まった。「何本かボールを引き出せたけど、決め切れなかった」と悔やんだ日から1年4カ月。今回こそは目に見える仕事を果たす覚悟だ。
「前回代表の時に比べるとゴール前での余裕も凄く生まれましたし、泥臭いゴールも決められるようになった。チャンスを数多く作れているのが僕の強み。今度はそれを確実に決められるようにしたいと思ってます」
3月22日から始まった日本代表活動で古橋は少なからず自信をのぞかせた。それもそのはずだ。20年は元日の天皇杯と2月のゼロックス杯で連続優勝。コロナ中断後も調子を落とすことなくJ1・12得点をマーク。11~12月のアジアチャンピオンズリーグ(ACL)では、4強入りの原動力にもなった。さらに今季もここまで3得点。FKキッカーを務めるなどプレーに幅が出てきた。