「常に10番を背負う男」MF三好康児に求められる役割と結果
三好康児(MF/アントワープ=ベルギー・24歳)
東京五輪の金メダル獲得に向け、チーム完成段階に入ったU-24(24歳以下)日本代表。26日と29日の強豪・Uー24アルゼンチン戦は、その重要な試金石となる。横内昭展監督は久保建英(ヘタフェ)、三笘薫(川崎)とともに三好康児(アントワープ)を2列目に並べ、貪欲に勝ちに行く構えだ。
三好と言えば、2019年コパアメリカ(南米選手権)のウルグアイ戦(ポルトアレグレ)で2ゴールという鮮烈な印象を残している。その再現を示し、エースの座に上り詰められるのか。期待は高まるばかりである。
「コパにA代表として出場して気付いたのは、自信を持って試合に挑むことの大切さ。ただ、普段のリーグはコパの戦いとは違った難しさがあるので、頭を切り替えてやらないといけない。自分がどうすれば、よりいいパフォーマンスを出せるか。それを考えながらやっていきたいです」
横浜Mに所属していた19年夏、神妙な面持ちでこう語っていた三好も26日、24歳になった。
この2年間はベルギー移籍、コロナによるリーグ打ち切り、欧州リーグ(EL)初参戦、欧州組のみの日本代表参戦などさまざまな出来事があった。特に大きかったのが昨年12月の監督交代と今年1月のコロナ感染だ。