“キャバクラ通い”朝乃山は厳罰必至…地位陥落で“心折れ”も
5月場所直前のキャバクラ通いを週刊誌にスッパ抜かれた大関・朝乃山(27)。当初は相撲協会の調査に「事実無根」と言い張っていたが、19日の取組後に一転、事実を認めた。緊急事態宣言下の軽率な行動もさることながら、ウソまでついていたことに協会はカンカンだ。昨年7月場所中に何度もキャバクラに通っていた阿炎は、出場停止3場所と減給処分を受けた。大関の地位を考慮すれば、阿炎以上の処分は免れそうにない。最低でも4場所の休場は避けられないとの見方もある。
そうなると地位は一気に落ちる。今場所は7勝止まりなので、休場一発目となるであろう次の7月場所はカド番。2場所目で関脇、3場所目で幕内下位、4場所目で十両中位程度となるだろう。来年3月場所に復帰できたとしても、その頃には幕下上位にまで落ちてしまう。そこから再び大関を目指すとなれば、かなりの時間が必要だろうが、問題はそこまで本人のモチベーションを維持できるかどうか、だ。ある親方が言う。
「もともとおっとりした性格で、ガツガツしたところがない。自分を追い込むような稽古もあまりしない。大関に昇進してからはそれが顕著。地位に満足してしまっているんだろうね。最近の取組を見ても、工夫が見えず、安易な取り口で苦戦し、土俵際で何とか逆転という危うい相撲ばかり。緊急事態宣言下で辛抱できずに遊び歩いていたのも、心の弱さからくるものでしょう。どん底から奮起する以前に、心が折れてしまっているかもしれません」
自分がまいた種とはいえ、処分次第では自ら引退を申し出るかもしれない。