U-24日本代表前田大然「ファースト・ディフェンダー」もこなせる韋駄天ストライカー
東京五輪に出場する U-24(24歳以下)代表のFW登録選手は2人。
鹿島所属のオールラウンダー系FWの上田綺世(22)が先発。後半途中で韋駄天系FWの前田大然(23=横浜M)が、50メートル・5秒6の俊足を飛ばしてゴールを奪う――といった起用法を森保監督は考えているだろう。
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「たとえば、日本がリードして後半20分を迎えた展開で前線の前田が<ファースト・ディフェンダー>としての役割をこなすことで勝利に大きく貢献できる」と元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏が、こう続ける。
「相手がDFラインからボールをつないでいこうとした際、前田がスピードを生かしてプレッシャーをかけることで組み立てを阻止できる。前線からのプレスによってスイッチが入り、チーム全体の連動性が良化するというメリットもある。前田は自慢のスピードを生かしてゴールを奪うこと以外にも、ストロングポイントを持っているのです」