井上尚弥4団体統一戦が遠のいて…夢の「4階級制覇」にモンスター闘魂燃ゆ
30日、ボクシングWBC世界バンタム級王者のドネアが、同WBO王者・カシメロとの試合を「キャンセルした」と自身のSNSで発表した。
両者は8月14日に試合が予定されており、勝者はWBA・IBFのベルトを持つ井上尚弥(28)と4団体統一戦をするといわれていた。
しかし、ドネアの声明によると、カシメロはVADA(ボランティアのアンチドーピング委員会)への書類提出を5日も遅れて提出。この時点で試合のキャンセルを決めたと、ドネアは語っている。カシメロはドーピング疑惑のあったボクサー。検査前の書類提出を遅らせることは、ドーピング隠しと思われても仕方ないだろう。
この騒動に井上も参戦。「カシメロ君はもう大口を叩く事はないでしょう。ドーピング検査を回避する奴に資格などねぇ。。お疲れでした。」と、自身のツイッターでカシメロを突き放した。
井上は4団体統一戦をモチベーションにしていたが、もはや白紙同然。今後、井上がカシメロを相手にすることはないだろうし、誰かがカシメロの持つWBOのベルトを奪うのを待っていたら統一戦は何年先になるかわからない。