星野陸也「全米→日本プロ→全英→東京五輪」の“コロナ禍武者修行”は大チャンス
【日本プロゴルフ】第1日
こんな経験はなかなかできない。
先月の全米オープンに出場した星野陸也(25)は、石川遼(29)とともに27日に帰国。今大会会場に直行し、他の選手との接触を避けるため、コース内のロッジで生活している。本来ならコロナ対策の隔離のため、この大会には出場できないはずだったが、東京五輪代表に決まった星野と同補欠3番手の石川は特例で出場が許された。初日は石川が、首位に2打差の4アンダー7位タイと好発進。星野は1アンダーの38位タイにつけた。
星野は先の全米オープンで、メジャー3度目にして初めて予選を通過し、通算3オーバー26位タイだった。今大会が終われば、全英オープン(15日開幕)に出場するため渡英する。だが、これがなかなかやっかいだ。
ゴルフライターの吉川英三郎氏が言う。
「全英は大会の感染対策が日本より厳しく、例えば、搭乗した飛行機の乗客から感染者が出た場合、座席が近い人は濃厚接触者とされ、大会には出場できない。ワクチン接種を受けている場合でも例外ではないので、多くの選手から反発の声が出ています」