東京五輪のゴルフ競技は炎天下での戦いに…コース攻略より暑さ対策がカギ
東京五輪ゴルフ競技の日本代表4選手がそろいました。男子は松山英樹と星野陸也。女子は畑岡奈紗と稲見萌寧です。
新型コロナウイルス感染の影響もあって出場選手はみな、都心の選手村から移動になるとみられています。
会場への入場観客数は制限されるといっても国内開催であり、声援は大きくなります。地の利もあって、日本選手は観客に背中を押されてプレーに勢いがつくと思います。
ただ、舞台となる霞ケ関CC(埼玉)は日本で最も暑くなるという川越市にあり、選手にとって一番の“敵”は酷暑です。
五輪開催期間中はとくに40度近くになり、暑さ対策が成績を大きく左右することになるでしょう。海外から来日する選手は、時差ボケや寝不足などで体調を崩すことも考えられます。
コースはすでに素晴らしいセッティングに仕上がっていますが、選手には通常の大会とは違ったガマンが強いられることになります。
暑さでグリーンは軟らかくなり、ガードバンカーを越えてすぐのところにカップが切られていても、ボールは止まりやすい。世界ランク上位選手のほとんどはPGAツアーやLPGAツアーで戦っており、フェアウエー幅が25ヤード前後に設定されても、飛ばして曲がりません。