星野陸也「全米→日本プロ→全英→東京五輪」の“コロナ禍武者修行”は大チャンス
大会に出場できたとしても、今年の会場(ロイヤルセントジョージズGC)は全英で3本の指に入ると言われる難コースだ。成績がどうあれ強風のリンクスでヘトヘトになって帰国することになる。入国しても空港内で抗原検査を受け、翌日から3日目までは毎日検査を行い、陰性が証明されて、やっと練習ができる。
「それで29日から、酷暑が懸念されている東京五輪(埼玉・霞ケ関CC)に出るわけですから調整は難しいでしょう。しかし、欧米ツアーを主戦場にする選手の中には、先の全米オープンを制したJ・ラーム(26)のように、全英後に五輪に出て、翌週はWGCフェデックス・セントジュード招待(米・メンフィス)に参戦する者もいる。松山英樹(29)もそうです。星野は米ツアー参戦を目指している。短期間のうちに全米、全英、五輪と大舞台を経験できるのはいい勉強になるし、成績が良ければ世界ランク(現在76位)もグンと上がります」(吉川氏)
ビッグチャンスと見るべきだ。