全米プロ初出場の星野陸也 “飛ばし屋”もスコアに直結せず
【全米プロゴルフ選手権】第1日
「ショットはピンについたのに、バーディーチャンスを決められず流れに乗れなかった」
全米プロ初出場の星野陸也(25)だ。初日は1バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの76で回り、4オーバー98位タイと出遅れた。
先週は国内大会「ダイヤモンドカップ」で今年2勝目をマークして、現在賞金ランク首位につける。その直前に全米プロ出場資格が伝えられ、17日に急きょ渡米したばかり。慌ただしく初日を迎えて、長距離移動や時差ボケなど体調は万全とはいえないはずだ。それでも「国内大会を犠牲にしても出たい」という姿勢は評価できる。
星野は飛ばし屋として有名だが、メジャー会場でもドライバー飛距離324.4ヤードと飛ばし、フェアウエーを外したのも3ホールだけと安定していた。
ところが肝心のパット貢献度が大きくマイナスと足を引っ張った。
「グリーン上でラインがうまく読めず苦戦した。練習ラウンドでは感じなかったが、意外と芝目が影響している」(星野)
海外は国内と違って地域によってさまざまな芝がある。芝に慣れるのもメジャーで戦うには大事だ。海外志向の強い星野は、若いうちに米ツアー参戦の決意を早く固めるべきだろう。