日本男子プロ今季は印象に残る試合が少なかった 来季に向けて目標設定を明確にすべき
■国内での1勝は大事。同時にその先を見据えること
日本人選手もボールを上げて、飛距離が出るようになりましたが、ミドルやロングアイアンの精度はまだ外国勢にかないません。
5番アイアンで200ヤード前後を1ピン以内につける精度が必要であり、今後の目標設定をどこに置くのかもじっくり考えるべきでしょう。
国内で1勝することも大事です。同時にその先を見据えるとおのずと練習量も内容も変わり、オフの取り組み方も明確になります。
かつてトッププレーヤーが多く来日し、練習場ではどんな球を打っているのか、ずっと観察したものです。フジサンケイにもビッグネームが出場し、コーライ芝でもスコアをつくって、ちゃんとヒットしているのがわかりました。
海外では同年代のB・ランガー、S・バレステロス、N・ファルドのプレーをよく見ました。一緒に回って、タフなコースから逃げない姿勢は徹底していました。日本ではミスを恐れて刻むような状況でも、狭いエリアに当たり前のように攻めて、パーセーブではなくバーディーを奪いにきます。攻めるゴルフができないと海外では戦えないとわかります。