木下、金谷らに見せ場なし…C・キムの“逃げ切り賞金王”許した日本男子ツアーに未来あるのか
【ゴルフ日本シリーズJTカップ】最終日
「43歳にしてメジャーに勝てると思っていなかったのでうれしい」
単独首位から発進、スコアを1つ伸ばして逃げ切り、ツアー通算16勝目を挙げた谷原秀人だ。
その結果、賞金王タイトルは通算2オーバー22位に終わったC・キム(31=米国)が初めて獲得。逆転でタイトル取りのチャンスがあった木下稜介(30)、金谷拓実(23)、星野陸也(25)、稲森佑貴(27)らは見せ場をつくれなかった。
■約半世紀続いた名門大会が来年消滅
それにしても男子ツアーは女子ツアーに比べて寂しい。今年は女子の38試合に対して、男子は24試合しかない。来年は新規で欧州ツアーとの共催大会があるが、その一方で約半世紀も続いたブリヂストンオープンが撤退する。スポンサー離れが起きて、「ドミノ倒しにならないか心配」という声も関係者から漏れてくる。
「男子ツアーは感動するシーンがまったく見られないからテレビでも観戦する気が起きない」と評論家・菅野徳雄氏がこう言う。