渋野日向子は2打差2位で惜敗…来季シード権当確も「勝てる試合」を落とした影響は?
【ロッテ選手権】最終日
悔やむ試合にならなければいいが。
通算7アンダー2位タイ発進の渋野日向子(23)は、首位に立つキム・ヒョージュ(26・韓国=世界ランク13位)とは3打差と、米女子ツアー本格参戦5試合目に優勝のチャンスがめぐってきた。最終日は2バーディー、ノーボギーの70で回りスコアを伸ばしたものの、逃げ切り優勝のキムに2打及ばず単独2位に終わった。
渋野と最終組で回ったキムは、メジャーのエビアン(2014年)優勝を含む、米女子ツアー4勝の実力者。バック9は2人の一騎打ちとなった。
渋野は11番パー5で6メートルのバーディーパットをねじ込み2打差に迫ると、格上のキムはプレッシャーを感じ、ショットが乱れ始める。
動揺が見えるキムに対し、渋野は強風の中でもショットが安定。ここで一気に追いつけば勝機もあったし、実際にチャンスは何度もあった。13番パー4は4メートル、15番パー3は2メートル、16番パー4も4メートルのバーディーパットが入らない。その間キムは、チャンスらしいチャンスはなく、17番のボギーで渋野とは1打差。キムは最終18番も第1打を右ラフに曲げ、第2打はグリーン左へ。キムはここから本領を発揮。ピンまで30ヤード以上あるアプローチを40センチにつける“OKバーディー”とした。