全米OP国内予選会組の不甲斐なさと、全米プロ予選落ち木下稜介が語ったメジャーの壁
今年の国内組はどうなるか。
23日、全米オープン日本最終予選会(36ホール=千葉・カレドニアンGC)が行われ、日本勢は杉山知靖(29)、出水田大二郎(29)の2人が本戦切符を手にした。
全米オープンの国内予選がスタートしたのは2005年。主催の全米ゴルフ協会が、優秀な選手を世界から参加させたいとの方針で決めたようだ。
しかし、過去10年(20年は中止)の成績を見ても、日本予選から本戦に計27人が出場し、そのうち決勝ラウンドへ進んだ選手は7人しかいない。J・ラームが優勝した昨年も、石川遼(30)と浅地洋佑(29)は予選落ち。星野陸也(26)は松山英樹(30)とともに26位だったが、米国予選会からの出場だった。
決勝へ進んだ過去7人のうち、ベスト10入りは13年の松山(10位)だけ。ほとんどが50~60位台。「国内予選会組」の不甲斐ない成績を知る米国のプロからは「日本での予選会はやめたらどうか」という声もある。プロなら、国内でメジャー予選会があれば挑戦するのは当然だが、毎年惨敗ばかりでは「出場枠を開催国のオレたちによこせ」と言いたくもなるだろう。