セキ・ユウティン悲願の日本ツアー初V! “グラドル女子プロ”の雑音吹き飛ばす大逆転
【ゴルフ5レディス】最終日
その瞬間、どれだけのオジさんファンが万歳したことか。
4打差10位から発進したセキ・ユウティン(24)が1イーグル8バーディー、2ボギー1ダブルボギーの66で回り、通算12アンダーでホールアウト。首位で並んだ吉田優利(22)とのプレーオフは、セキが2ホール目に2.5メートルのバーディーパットを沈めてツアー初優勝を遂げた。
トップで迎えた15番は第1打のOBでダブルボギー。10アンダーまで後退し、優勝争いから脱落したと思いきや、16番、17番の連続バーディーで息を吹き返しての大逆転だった。
両親は中国人も生まれは福井県。4歳から中国へ移住し、母国でゴルフを覚え、2014年プロ転向。17年から国内ツアーに参戦し、ステップアップツアーに優勝した19年に日本のプロテストに合格。20-21年シーズンは44試合に出場し、ベスト10入りはたったの2回(予選落ち18回)。トップ選手と呼ぶには程遠い成績だが、幅広い年齢層の男性ファンが多いことで有名だ。