東北福祉大・蝉川泰果が史上6人目のアマV…“赤っ恥”男子プロの実力低下どこまで?
21アンダーまでスコアを伸ばした岩崎亜久竜は18番(444ヤード)でバーディーがマストなのに、第1打でスプーンを手にする消極策でパー止まり。蝉川が18番ボギーで22アンダーとしたので悔やまれるというか、プロとしては情けないクラブ選択だった。
蝉川は前日もアマの国内ツアー最少スコアの61をマーク。石川遼が2019年に記録した62の大会レコードも更新し、30人抜きで首位に浮上。
話題を独占した蝉川の大会だったと言っても過言ではない。
ツアー関係者が言う。
「石川遼が07年に高校1年で勝ったとき、とんでもないジュニアが出てきたと思ったものですが、それ以後はアマの優勝はないと思っていた。でも、11年松山(英樹)、19年金谷(拓実)、昨年の中島に今回の蝉川です。下部ツアーでもアマ優勝(93年から通算7人)は珍しくなく、今季だけでもこの日女子ツアーで圧勝した山下(美夢有)の弟(勝将、19=近大)や蝉川ら3人も勝っている。アマのレベルが上がっているのは事実ですが、本職のプロとしては恥ずかしい結果と言わざるを得ません」