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坂詰和久ゴルフコーチ

1970年8月2日、新潟県出身。20歳からゴルフを始めて研修生になり、その後、片山晋呉の専属キャディーとして2001年「全米プロ」4位。07年から佐伯三貴の専属コーチ。近年はジュニア育成にも力を入れ、教え子が「関東アマ」で活躍。TPIゴルフレベル2認定者。HMBゴルフアカデミー(東京・八王子)ヘッドコーチ。

全米女子アマV馬場咲希を指導するコーチが伝授「アマチュアが飛ばすコツ」

公開日: 更新日:

「全米女子アマ」を制した馬場咲希(17)を中学1年生から指導する坂詰和久コーチがアマチュアが望む飛距離アップのコツをアドバイスする。

 ドライバーでボールをもっと遠くへ飛ばしたかったら、まずスタンス幅を広げて下半身をどっしり構えることが大事です。アドレスでの安定感が生まれ、上半身をしっかりねじって下半身との「捻転差」をつくれます。

 もうひとつはトップで手の位置を高くすることです。フィギュアスケートの選手が最後のスピンの際には両手を高く上げているのと同じ原理で、手を高い位置にすることでヘッドスピードはアップします。私のアカデミーで測定したところ、ヘッドスピードは秒速で約2メートル速くなりました。秒速が1メートル違えばボールのキャリーが7~8ヤード伸びるので約15ヤードも飛ぶことになります。ドラコン選手のカイル・バークシャーがいい例です。

 この時に気をつけてほしいのは肩を水平に回さないようにすること。アドレスを飛球線方向から見ると上半身は前傾しているので、肩は背骨に対して直角の角度で弧を描くように回るのが正しい動きです。

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