著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

森保Jの常連だったドイツ2部ハノーファーDF室屋成の復活を強く願う

公開日: 更新日:

 11月1日に発表されるカタールW杯最終登録メンバー26人は、9月の米国、エクアドルとの2連戦(ドイツ・デュッセルドルフ)帯同組と大迫勇也(神戸)ら一部の負傷者から絞り込まれると言われている。

 しかし、最後の最後まで可能性を信じてアピールを続ける選手も少なくない。その1人がドイツ2部・ハノーファーに在籍する右SB室屋成。9月30日のハンブルガーSV(HSV)戦に挑む彼を見るために現地まで向かった。

■ドイツ北部ダービーはもの凄い熱気に包まれた

 9月最終日の30日の早朝。19日から10日以上過ごしたデュッセルドルフから列車に乗り込み、ハノーファーを目指した。

 この時期の現地は、午前7時半頃に朝日が昇る。眩しい光を車窓から見ながらドルトムント、ビーレフェルトを経て2時間45分後に到着。少し時間が早かったが、バームクーヘンの有名店であるホレンディッシェ・カカオシュトゥーべ本店へ直行。コーヒーとともに本家本物の味に舌鼓を打った。

 その後、夕方までホテル周辺で過ごし、ハインツ・フォン・ハイデン・アレナ(Heinz von heiden arena)を目指した。

 同スタジアムは昨季まではHDIアレナだったが、命名権変更によって現名称となった。中央駅からは徒歩25分程度の距離にあり、福音教会や旧市街などを通りながら観光気分が味わえる。

 この日はドイツ北部ダービーとあって金曜の午後6時半キックオフにも関わらず、おびただしい人数のサポーターが会場に押し寄せた。2部首位と4位の直接対決ということも熱気に拍車をかけた。

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