やっぱりシブコ頼み…国内女子ゴルフ「数字」で見る“渋野日向子効果”
今季女子ゴルフ各最終日の平均世帯視聴率(日本ゴルフトーナメント振興協会作成、ビデオリサーチ調べ)を見ると、関東地区で10%超えはなし。唯一の「2桁」は金田久美子(33)が11年ぶりに優勝した「樋口久子・三菱電機レディス」の中部(名古屋)地区(10.7%)だった。
金田は名古屋出身で多くの地元ファンが観戦したのだろう。
今はインターネット(有料)で女子プロの試合がライブ中継されているものの、視聴率はファンの関心度を示している。
ちなみに昨年、唯一の2ケタ視聴率を記録したのは、渋野日向子(24)がプレーオフを制した同大会の12.4%(関東、中部とも)だった。
ギャラリー数(主催者発表)も渋野効果は大きい。
今季国内初戦のブリヂストン女子(千葉)は、予選2日間で約6000人ものギャラリーを集めたが、それをはるかに上回ったのがTOTOジャパンクラシック(滋賀)。初日だけでも5637人のギャラリーが会場を訪れ、2日目も4526人。大ギャラリーが渋野の組につき、同組のイ・ジョンウン6(韓国)が「すごいギャラリーなんだけど、いつもこんなに入るの?」と仰天した。
この大会は4日間で延べ2万人超のファンを集めた。
「すごくもったいない1年だったというか、悔しい1年だった。ほぼ自信を失っている状態なので、自分に自信を持って試合に臨めるように来年は準備したい」と今季を締めた渋野だが、人気は健在だ。