渋野日向子が米ツアー1年目終了…来季初Vへ喫緊の課題はドライバーの精度アップ

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「悪いとしか言いようのないシーズンだった」

 米女子ツアー最終戦の渋野日向子(24)は通算2オーバー49位。優勝は通算17アンダーのリディア・コ(25)。

 同ツアー本格参戦1年目の渋野はシェブロン選手権4位、全英女子オープン3位とビッグゲームで優勝争いに絡んだ一方、24試合中予選落ち9回、棄権1回。安定した成績を残せなかった。

 主なスタッツを見ても、

・平均飛距離257.65ヤード(ランク79位)
・フェアウエー(FW)キープ率77.26%(41位)
・パーオン率69.37%(72位)
・平均パット数30.00(78位)
・平均ストローク71.37(72位)

 この数字では厳しい。並木俊明プロは今季の渋野についてこう語る。

「トップが浅く、低い今のスイングでも体にキレがあるときはいいが、腰が止まると左へいく。それを警戒すると、今度は右へいく。今のスイングで戦っていくのなら下半身強化と体のケアが重要です。年間女王になったリディア・コはFWキープ率は悪い(66.44%=145位)が、ラフからでもグリーンに乗せる技術があり、パットも上手い。そんな技術がない渋野は、まずはドライバーを安定させ、FWキープ率をあげることが先決です」

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