渋野、古江、馬場も…「スポンサー契約」の功罪、人気女子プロこそ背に腹は代えられない?
プロゴルファーは開幕が近くなると新契約を続々発表する。今月は渋野日向子(24)がアディダスとアパレル契約を結び、古江彩佳(22)は三菱ロジスネクストとスポンサー契約を締結。昨年の全米女子アマ優勝の馬場咲希(17)はプロ入り前にサントリーがスポンサーについた。この3人は23日開幕の米女子ツアー「ホンダLPGAタイランド」に出場する。
他には、人気プロの菅沼菜々(23)がスタンレー電気とワッペンスポンサー契約を結び、昨季プロ1年目にツアー初Vを挙げた尾関彩美悠(19)は、JFEスチールとのスポンサー契約が所属契約に“格上げ”された。
20日には昨年のプロテスト1位通過の神谷そら(19)がヤマハと用具契約、21日には昨季の下部ツアーで年間最多記録の5勝を挙げ、今年1月の台湾女子ツアーの開幕戦でも優勝を飾った桜井心那(19)がニトリの所属になったことが発表された。まさに契約ラッシュだ。
■相応の義務
契約条件、内容は多種多様だ。例えば、渋野はサントリーの所属で年間の契約料は1億円といわれているがメジャー優勝者なのでこれは破格の条件。人気や実力にもよるが、女子プロのシード選手なら、所属契約は年間2000万円から5000万円。ウエアの袖ワッペン契約は年間250万~300万円が相場だ。