W杯イヤー最初の国際試合なのに…前代未聞「なでしこ中継なし」に身内からもブーイング
ともあれ、女子代表内からも「映像発信なしは理解不能」という声が漏れ、ドイツW杯優勝メンバーの元代表FW川澄奈穂美(ゴッサム=米)は「こんな良い試合を観られないなんて。重く受け止めるべき。ファン・サポーターのみなさん離れていかないで」と発信した。
なでしこジャパンの公式ツイッターをJFAが運営しているが、初戦のブラジル戦が始まっても《スタメン発表も試合の途中経過も結果速報もなかった》状況には、《盛り上げようという気持ちもないのか》など辛辣な書き込みが相次いだ。元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏が言う。
「女子W杯イヤー(7月20~8月20日、オーストラリア・ニュージーランド共催)最初のテストマッチの試合映像が見られず、ほぼ情報発信もなかったことは非常に由々しき問題です。女子代表と両輪の存在であるべき女子プロリーグ・WEリーグは<昨年10月の秋開幕ー今年6月の春閉幕制>を採用したが、1月8日から3月4日まで<冬の休止期間>が設けられ、女子サッカー自体の発信がなされない時期が続いている。JFAはヒトもモノもカネを出し、女子サッカー全体に強力なテコ入れをするべきです」
いつまでジリ貧が続くのか……。