スペイン2強「久保建英獲得」争う舞台裏 レアル呼び戻しが報じられるとバルサが横ヤリ
スペイン1部レアル・ソシエダ所属の日本代表MF久保健英(21)の評価が高値安定中である。
前節セルタ戦では前半5分に絶妙スルーパスを繰り出し、背番号10のMFオヤサバルの先制ゴールをアシストした。
試合は1-1のドロー決着となったが、随所で好プレーを披露した久保が最優秀選手(MOM)に選ばれ、これで「3試合連続MOM」。リーグ1位のバルセロナ、2位のレアル・マドリードの2強に続いて3位キープの立役者となっている。
「久保が来オフ、古巣バルセロナに引き抜かれるという話がスペイン国内で広がっている」とサッカー関係者がこう続ける。
「久保は10歳でバルサの下部組織に加わり、15歳までプレーした。それだけに19歳でバルサの仇敵レアル・マドリード入りしたことは、スペイン国内でも大きな波紋を呼んだ。久保は今季前に完全移籍でソシエダ入り。けれども活躍が高く評価されてレアル・マドリードが呼び戻すと一部メディアが報じると、今度はバルサが、宿命のライバルの足を引っ張るために久保を獲得するという情報が流れるようになった。バルサとレアル・マドリードのライバル関係は、常識では計り知れないほどのレベルにある。自クラブの戦力補強のみならず、ライバルのチーム力ダウンのためなら、ライバルが狙っている選手を横取りしてダメージを与えることもいとわない。バルサにしたら、久保を獲得しながら1試合もプレーさせないで放出したレアル・マドリードの戦力補強プランのデタラメさも強調できるというメリットがある」
最近、バルサの指揮官シャビが「下部組織時代からクボを気に入っていた」と注目発言。スペイン2強の久保獲得レースから目が離せないーー。