スイング改造中の渋野日向子は「パーオン率」アップなるか…お手本は古江彩佳

公開日: 更新日:

【HSBC女子世界選手権】第1日

「アジアのメジャー」と呼ばれる今大会。日本勢は笹生優花(21)が首位に3打差5アンダー2位、古江彩佳(22)が4アンダー3位と好発進。渋野日向子(24)は、2バーディー2ボギーのイーブンパー36位。WOWOWのインタビューでは「チャンスが少ない中でイーブンパーで回れたのは良かったとは思うけど、パーオンがすごく少なかった(18ホール中12ホール)ので、ロングパットが残ることが多く、難しい一日だった」と語った。

 渋野は今季、横振りのスイングを縦振りへ改造中だ。未勝利に終わった昨季のパーオン率(69.37%=71位)アップを目指す。ピンを狙うショットがグリーンをキャッチしなければスコアを伸ばせず、「寄せワン」狙いではメンタルのエネルギーも消耗する。

 パーオン率を上げるにはドライバーショットをラフに曲げては厳しい(昨季FWキープ率77.26%=41位)。新スイングはまだ身についておらず、ボールは左右にバラつく。スイングが固まってくれば数字は良くなるだろうが今季中に間に合うのか。

 昨季までの横振りでも、メジャーのシェブロン選手権(4位)やロッテ選手権(2位)、全英女子オープン(3位)では優勝争いに絡んだ。

「小学校の頃はソフトボールで活躍し、米女子ツアーでも身体能力は屈指でしょう。幼少の頃からゴルフ一本の選手とは異なる天才肌ということを、昨年のプレーを見て改めて感じた。ただし、優勝争いから突然スコアを崩したり、その逆もあったりと、ジェットコースターといわれる不安定なゴルフを本人は望んではいない」(ツアー関係者)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    小室佳代さんは眞子さんを「配偶者」と呼び、秋篠宮さまは圭さんを「夫の方」と呼ばれ…自伝本が深めたミゾ

  2. 2

    松坂桃李「御上先生」は連ドラの“勝ちパターン”を外してしまった? 1ケタ陥落で疑われる《失速と中だるみ》

  3. 3

    開成合格でも渋幕に入学する学生が…強力なライバル校出現で揺らぐ唯一無二の存在

  4. 4

    “選挙のプロ”立花孝志まさかの凡ミス赤っ恥…第一声「神戸→船橋」急きょ変更のお粗末

  5. 5

    中村芝翫「同棲愛人と破局宣言」で三田寛子の夫婦関係はどうなる? “梨園の妻”の揺れる心中

  1. 6

    小室圭さん母・佳代さん まさかの「自伝本」出版に宮内庁が困惑…“魂の訴え”で秋篠宮家にまた逆風か

  2. 7

    三田寛子はアイドルから“梨園の妻の鑑”に華麗なる転身も…夫の不倫癖で扇千景さんの境地になれない

  3. 8

    大阪万博の目玉 344億円の巨大木造リングはほぼフィンランド産…「日本の森林再生のため」の嘘っぱち

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希 異例の「マイナー相手に実戦登板」で見えた首脳陣の痛恨トラウマ

  5. 10

    なぜオリ山岡泰輔だけが名前を晒されたのか…SNSでは「不公平」「一律公表すべき」の声