西郷真央は米女子ツアー参戦へ 昨季後半苦しんだ「ティーショット怖かった」は大丈夫?
2日開幕の「ダイキンオーキッドレディスゴルフ」に昨年覇者は不在だ。西郷真央(21)は、シンガポールで同日開幕の米女子ツアー「HSBC女子世界選手権」に出場する。前年優勝者が翌年大会を欠場した場合、女子プロ協会は原則として「罰金100万円」を科す。西郷は罰金を払って海外遠征に出たが、ファンが気になるのは「アレ」だろう。
未勝利だった西郷は昨季、開幕10試合で5勝を挙げ、海外メジャーのエビアンでも3位と一気に開花したが、海外から帰国すると失速。最終戦のリコー杯は第1打が左右に曲がり、大会ワースト記録の通算35オーバーで最下位だった。本人は「(9月末の)日本女子オープンの頃からティーショットに不安を感じていた。振るのが怖かった」と語り、心の問題から思い通りのプレーができなくなる「イップス」を心配する声もあった。
ドライバーのイップスといえば、丸山茂樹や田中秀道が苦しんだことがある。練習では症状が出なくても、試合になると突然スイングの感覚がおかしくなったり、曲げることへの恐怖感から体が思うように動かなくなったりするケースもある。
小学校から本格的にゴルフを始め、試合経験も多い西郷の「ゴルフ年齢」は若いとはいえない。今季初戦の結果次第では、今後のゴルフ人生は厳しいものになる。