渋野日向子の池ポチャ2発は強風のせいにあらず…改造中のスイング未完成で“弱気”の悪循環
【ロッテ選手権】
昨年の今大会の渋野日向子(24)はキム・ヒョージュ(27)と優勝を争い、2打差の2位。今年も初日は首位に3打差7位と好発進だったが、終わってみればプレーオフの3人から14打も離され通算2オーバー57位に沈んだ。今季ワーストの75と崩れたこの日もハワイ特有の強風が原因ではなく、昨オフから改造中のスイングの問題だった。
象徴的だったのがバーディーが欲しいパー5の11番と18番だ。ともにフェアウエーからの第2打を右サイドの池に入れてボギーとダブルボギー。落胆の表情で4日間を終えた渋野は「風のせいにできないくらい、自分のせい。どうしようもない」と言った。
池ポチャと言えば、インスタートの初日も一時、6アンダーで首位に立ちながら、後半の6番で第1打を右の池に入れてのトリプルボギー。そこで今大会の勢いが止まったと言っても過言ではない。
■シェブロン選手権でも苦戦必至
ショットが右ヘ出るのはトップの位置を高くしたニュースイングが固まっていないからだ。本人が言うように、ときに右へのミスを嫌がり、左へ引っかける。それがわかっているから、また右に行く悪循環だ。4日間のフェアウエーキープは56ホール中39ホール。パーオンしたホールは72ホール中49。16バーディーを奪うも、13ボギー、1ダブルボギー、1トリプルボギーでは話にならない。