松山英樹のプレースタイルに変化が 全英OPでは“円熟味”増した戦いぶりを披露
今年の「全英オープン」はツアープロとしては170センチと小柄なブライアン・ハーマン(米国)が、ただ一人2ケタの通算13アンダーまで伸ばしてメジャー初優勝を挙げました。
レフティーであり、経験豊富な36歳です。スコアへの貢献度はパット(1位)、ティーショット(11位)、グリーン回り(36位)、アプローチ(34位)と抜群の安定感が光りました。
6年ぶりに勝ったハーマンはPGAツアーでのドライバー飛距離は293.7ヤード(ランク144位)です。飛ばなくても、悪条件の中でパットやショートゲームといった自分の持ち味を貫きました。
リンクスはパワーでねじ伏せることはできません。今年と同じロイヤルリバプールGCで行われた2006年大会に勝ったタイガー・ウッズは4日間でドライバーを1回しか使わずにポットバンカーを徹底して避けたのは有名な話です。
ティーショットに手ごたえがあっても、ラウンドエリアの傾斜やマウンドでポットバンカーに吸い込まれてトラブルになるケースは珍しくありません。