女子W杯は「4000億円」大赤字で心配な今後…賞金総額は前回の4倍もスポンサーは男子の18%
また、ジャマイカのデネイシャ・ブラックウッドは「もう男性に頼らずとも生きていける。新しいスタートを切れる」とこう続けた。
「サッカーがうまくても、生活のために辞めてしまう選手が多かった。でもちゃんとおカネがもらえれば、もっと多くの女子選手が育ってくれるはずだ」
それにしても困るのは、これからだろうね。ここまで風呂敷を広げちゃったFIFAはもう後戻りはできない。賞金やチーム数を増やすことはできても、減らすことはできない。そんなことをしたら、今回の試みは失敗ってことになっちゃうからね。これからFIFAの頭痛の種になるはずだよ。またどこかで会おうね! (おわり)
▽翻訳=利根川晶子(とねがわ・あきこ)埼玉県出身。通訳・翻訳家。82年W杯でイタリア代表タルデッリに魅せられ、89年にイタリア・ローマに移住。「ゴールこそ、すべて」(スキラッチ自伝)など著書・訳書多数。