「ゴミみたいなコーチが多すぎる」強豪校選手が明かす指導者の実態と向けられる冷たい目

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「練習内容? ちょっと聞いてくださいよ」

 さる選手は練習の合間に鬱憤がたまっている様子でこう切り出した。

 甲子園に出場するような強豪校は監督のほかに複数のコーチはもちろん、ウエートトレーニングに特化した専属トレーナーまでついているのが当たり前の時代だ。このような体制が強豪校たらしめる──かと思えば、この選手の学校に限っては、どうやら違うという。

「ゴミみたいなコーチが多すぎるんです。怒鳴るだけで、指導らしい指導をまったくしないヤツばかり。(ひとりのコーチを指さしながら)たとえばアイツはノックしかしないのに態度がデカい(笑)。ほら、今も選手を睨みつけてる。どこかの大学でプレーしていたみたいですけど、目立った経歴は聞きません。ノックがうまいからまだマシですが……。ほとんどが監督のコネだとか。邪魔なのでいない方がいいです」

 彼が言うと、隣にいた選手たちも口々に同調した。甲子園常連校でのコーチ経験は、その後の転職活動で有利に働く。某監督は就職支援でもしているのだろうか……。

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