T・ウッズのPGAツアー新理事就任でどうなる? 混沌とする「飛ばないボール」問題
タイガー・ウッズが先ごろ、PGAツアーの新理事に就任。これまで11人で構成されていた理事会が、外部理事6人、プレーヤー理事6人の12人体制になった。
これは敵対関係にあったLIVゴルフと突然和解し、事業統合を発表したジェイ・モナハンコミッショナーや、モナハン氏寄りとみられる外部理事の意向が強く反映される理事会への批判が高まったことへの対応だともいえる。
というのもLIVゴルフとの交渉をツアープロに伝えず、外部理事によって決めたことに多くのツアープロが猛反発したからだ。
ウッズの理事就任にフィル・ミケルソンは「素晴らしいニュースだ」とエールを送っている。
というのも、「本来プレーヤーによる、プレーヤーのためのPGAツアーであるはず。ところが外部理事が多く、多数決ではツアープロの意見が反映されずに外部理事たちが勝手に全ての政策を決めている」とPGAツアーの理事会を批判していた。
これからは、大きな問題についてはプレーヤー理事の同意なしには決められなくなったといえる。